ビジホビ記事で使われている用語解説
ビジホビは、難しい経営学やMBA(経営学修士)を駆使してアドバイスをする士業やコンサルタントとは違い、経営をシンプルに捉えた実践的な管理会計を、自分たち自身の手で作り上げていくヒントを紹介しています。
専門書の用語等を元に書いていますが、説明のため範囲を狭めたり大きく捉えて使っています。そのため、経営書が定義した意味と若干違うケースがあります。
専門書の原典をひもとくことでより深く、自分たちが必要としたヒントが手に入ります。ビジホビ独自解釈による混乱を避けるため、ビジホビの記事内で使われている用語解説をします。
- 税務会計とは何?
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経営の教科書では「税務会計」という呼び方はせず「管理会計」に対して「財務会計」と書かれています。記事内に書かれている税務会計は、財務会計に分類される税務署を意識した会計方法のことです。
- 財務会計とは何?
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株主や金融機関や投資家や債権者に税務署などの、外部へ提出し報告する為の会計方法を財務会計と呼びます。定められた会計基準に従った決算報告書を作るための会計方法です。
- なんで税務会計と書いているの?
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ビジホビでは、主に個人事業主の方に向けてそれぞれの業態に合わせた実践的な管理会計の作り方を紹介しています。専門書に出てくる財務会計よりも、税務会計と伝えた方がわかりやすいと思っためです。
- 記事に書かれている管理会計とは何?
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ビジホビでは中小企業から個人事業主まで実践できる、経営的な視点で現場が動ける管理会計の作成方法の紹介を目的としています。経営書に出てくる管理会計(Management Accounting)を難しく考えずシンプルに捉えた会計方法です。
- 企業組織向け管理会計と、ビジホビの管理会計の違い
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組織運営を意識した管理会計では、人と現象の両面から作る必要がありますが、個人事業主としての規模では組織運営の部分は必要ないため人の部分は省いています。税務会計の勘定科目に集計できる形で工夫することで、それぞれの事業状態や事業計画を、より細かな現象の詳細を展開しながら確認する事を目的とした補足会計です。
- 補助科目とはなに?
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補助科目は勘定科目を大分類とすると、中身をより細かく分類するための小分類名のことです。多くの会計ソフトや、簿記の認定試験でも出てくる呼び方です。名前を自由に変更できない勘定科目の直下に、わかりやすい名前を付けることができるラベルみたいな物です。税務会計と管理会計の連動の要になっています。
ビジホビの目指す管理会計に関するQ&A
用語解説よりも踏み込んだことを説明します。記事として説明したいのですが、立ち上げ直後のため、Q&A形式で説明します。
- ビジホビの管理会計と税務会計の関係は?
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ビジホビの管理会計の作成では、税務会計で定められた帳簿の勘定科目と補助科目を最適化することで、事業全体の状態が見えるにする事が最初の第一歩です。集約した補助科目に対して、独立採算がとれる形で細かく分け、見える化した上で、事業モチベーションの維持がしやすい形にしていきます。
税務会計を入力することで、二重に会計をする手間がかからないようにする工夫をしています。ビジホビでは、この工夫の紹介などを具体的に実例を入れながら説明するサイトになっています。
- ビジホビの管理会計はスタートアップ時点から作成可能?
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経営者としての経験がある場合をのぞき、ビジホビの管理会計は開業直後のスタートアップ時点で作成することはできません。ある程度事業を運営しながら、売上や経費の動きがみえてくるまでは難しいためです。いっぺんに作る物ではなく、徐々に作っていく仕組みになっています。
- ビジホビではコンサル業務をするの?
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いいえ。ビジホビの管理会計は、経営そのものです。コンサルタントとしてクライアントの事業組織に入り指導して作り上げる手間を考えると、自分で事業を興した方が遙かに簡単です。理想的には、24時間365日経営者視点で考える続ける時に、見やすくするツールとしての会計方法のため、作成にも燃える闘魂が必要になります。
また、組織運営と管理会計はお互いが相関関係であり、管理会計の仕組みだけでは経営はうまくいきません。組織での運用には働く方への意識改革も同時に必要になります。
個人事業主向けと書いている理由は、意識改革の対象が事業主自身だけで済むため、ビジホビの管理会計は機能します。
その他の事情
- コンテンツが少ないのはどうして?
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構想後の立ち上げ準備とコンテンツ作成の開始時期が2023年1月10日です。外部公開開始は1月25日からのためコンテンツが少ない状態です。
検索エンジンでの上位表示ができるGoogle有料広告を使わないため、完成していたとしても通常は、3ヶ月間はアクセス数をほぼ見込めません。徐々に増やす方針にしました。
また外部にライターをお願いできる内容でもなく、僕が一人で仕事の合間に、作成しているサイトのため、時間がかかっています(逆かもしれません)。2本しか足がないのに、3足はいています。
- 運用実績が見えてこないがどうなっているか
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ビジホビのサイト運営そのものを、アフィリエイト部門として、管理会計に落とし込む例として試験中です。
個人事業主として業態が異なる2つの事業を始めようと考えているが、屋号を分けることはできるか?と税務署に相談したところ、合算して分かる形であれば、1通の合算青色決算書に補足する形で、帳簿を分けた2通の青色決算書をつけて申告しても問題ないと教えてもらいました。
まずは、税務会計に付いてのコンテンツが先になるため、具体例はまだ先になります。現状の生のデータか、仮想例か、新規のビジホビ運営、そのものを出すかなどを検討中です。
いずれにしろ、2023年度(令和5年度)は、始まったばかりなので調節中です。